地番出力モードの UI を一新しました
選択パネルを fp 構造に再構成、出力タブをブラウザタブ風に、区画情報パネルから地番出力モードへワンクリック遷移、PDF 引き出し線を矢印デザインに。日常の選択 → 出力フローを大きく見直しました。
地番出力モードの UI を一新しました
地番出力モードまわりのインターフェースを大きく見直しました。 選択 → 出力 という日常フローで「次に何を押せば良いか分からない」がなるべく無くなるよう、左右パネル両方のレイアウトと色使いを整理しています。
左側:選択パネルの再構成
選択モードや区分タグ、隣接抽出、出力処理が 1 つのパネル内に詰め込まれていた のを、3 段構成 (見出し / 本文 / 操作フッター) に分けました。
区分トグル(メイン地番 / 参照地番)
選択する筆に付くタグの切替を スライドする amber/violet の丸ノブ で表現しました。 タグは「メイン地番 = 出力の主対象」「参照地番 = 隣接調査等で参照する筆」という意味で、SIMA / DXF / PDF 出力時に 色分け + ラベル種別 として効きます。
選択方法:2 × 2 のタイル
選択方法を 4 タイル並列に置き換えました:
- クリック — 1 筆ずつ追加・解除 (Shift で複数)
- 多角形 — 範囲を頂点で囲んで一括選択
- 円 — 中心とドラッグで円内をまとめて選択
- 経路 — 道路や任意経路に沿った沿線筆を一括抽出
経路は選択時のみオプションが展開して、「経路の指定方法 (地図に描く / 道路に沿う / KML 読込)」と「幅 (5/10/20/50 m + 任意)」を 2 段で設定できます。 バッファ幅は 両側帯の太さビジュアライズ がリアルタイムで動くので、最終的にどのくらいの範囲を拾うかが目で分かるはずです。
隣地抽出と出力処理
「隣地抽出」と「一括点数補正 / 請求用地番」をパネル下端 (foot) にまとめました。 選択中の筆の操作とは独立した「次のアクション系」として、視覚的に区切ってあります。
右側:出力タブをブラウザタブ風に
出力フォーマットの切替を PDF / SIMA / DXF / CSV / URL のタブにまとめ、active タブの下境界と本文パネルの上境界が シームレスに繋がる ブラウザタブのような見た目にしました。
active タブだけ立ち上がり、その下に 形式別オプション + 出力ボタン が展開する構造です。
- PDF を作成 — 用紙・縮尺・注釈付きの印刷用 PDF
- SIMA で出力 — 測量 CAD 標準の
.sim(TREND-ONE などに取込) - DXF で出力 — AutoCAD / JW-CAD / IJCAD 互換の
.dxf - CSV で出力 — 所在 / 面積 / 座標値を Excel で扱える
.csv - URL を保存・共有 — メール / Slack 等で渡せる短縮 URL を発行(受け取った相手は同じ筆の選択状態で開けます)
タブ間の個別の境界線は消して 連続したバー として見える設定にしているので、「複数のオプションを切り替えられるんだな」というのが一目で伝わるようにしています。
マップから地番出力へ:ワンクリック遷移
マップ(閲覧)モードで筆を選択した状態で、区画情報パネルの 地番の右隣に新しい「地番出力」ボタン が表示されます。
押すと:
- 現在選択している筆を そのまま選択リストに引き継いで
- 地番出力モードへ切り替わり
- クリックで他の筆も追加選択できる状態になります
「区画情報を見て興味が湧いた筆を、そのまま選択リストに入れて出力に進める」流れがワンクリックで完結します。
使い方ツアーに擬似カーソル
「使い方を見る」ツアーで、画面右上から ピンクの擬似カーソル が登場し、実際に「クリックする筆」「隣地抽出ボタン」「出力プレビュー」などを指して回るようになりました。
- メインカーソル (ユーザー操作用) とは色・サイズ・halo glow で見分けがつくよう演出
- 各ステップで前ステップの終端位置からスムーズに次の目的地へ動く
- 「出力タブを切り替えてみせる」ステップでは、PDF → SIMA → DXF → CSV → URL の順でタブ表示を切り替えるアニメーションも回ります
ツアーが終わると、開始前のモード・選択・ビューが復元されるので、いつでも安心して再生できます。
PDF の細かい改善
PDF 出力周りもいくつか改善しています。
引き出し線が矢印デザインに
ドラッグで動かしたラベルの引き出し線を シンプルな矢印 に変えました。 地番側 = 三角形の先端 が筆にピタッと刺さり、文字側 = 何もなしの線終端 で文字の手前 (bbox の外側) まで来ます。 線・矢印の色は 筆の色設定 (メイン地番 / 参照地番) に連動します。
参照地番の表示バグ修正
「参照地番が PDF に一切出ない」という致命的バグを修正しました。 「周辺の筆」トグルに参照地番表示まで紐付いていた古い分岐が原因で、参照地番もメイン地番と同じく 明示的に選択した筆 として常に描画されるようになりました。
縮尺プリセットに 1:25000 を追加
PDF フレーム選択画面の縮尺プリセットに 25000 を追加しました。
広域の出力時に便利です。
フレーム / プレビュー中はトップバーを非表示
PDF のフレーム選択中・プレビュー中は、地図上のトップバー背景帯が 他のパネルと同様に非表示 になります。 出力エリアの視認性が上がります。
地図の初回読み込みが高速化
初回マップ表示時の「地図を読み込み中…」オーバーレイの解除条件を見直しました。
従来は 全タイル描画完了 (MapLibre の idle イベント) を待っていたのを、ベースレイヤーが表示された時点 で解除するように変更。
体感で数秒〜十数秒短縮されるはずです。背後で MVT タイル (筆ポリゴン) の読み込みは続きますが、地図の骨格が見えていれば操作は始められます。
操作の整理
加えて、以下の細かいバグも合わせて修正しています。
- マップで筆を選んだ → 計測モードに入った → 選択ハイライトが消える → 修正済み(計測中もハイライト維持)
- 地番出力 → マップ → 地番出力 と戻ったときに、選択筆の面塗りハイライトが消える → 修正済み(geom キャッシュを保持)
- 地番出力モード中に計測ボタンが押せてしまい、状態が壊れる → 修正済み(計測モードを地番出力モード中は封印)
- 地番出力からマップに戻ると、最後にクリックした筆の区画情報パネルが勝手に開く → 修正済み(モード切替時に select 状態をクリア)
- 地区から選ぶ → 地番一覧が 500 件で打ち切られる → 修正済み(上限を 50,000 件に引き上げ)
まとめ
地番出力モードまわりは Geonex の主機能なので、「最初に開いたときに、選択 → 出力 までを迷わず辿れる」 ことを最優先に再構成しました。
不具合報告・追加してほしい機能の要望は、画面右下のお問い合わせボタンからお気軽にお寄せください。
出典:「登記所備付地図データ」(法務省, G空間情報センター 提供)を Geonex が加工して使用。 業務利用の際は公式データとの照合をお願いします。
引き続き Geonex をよろしくお願いします。