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任意座標筆を表示できるようになりました

これまで Geonex で表示できなかった任意座標系の筆(全 2.38 億筆のうち約 1.3 億筆)を地図上に表示・選択・出力できる「任意座標ビュー」機能を公開しました。

任意座標筆を表示できるようになりました

Geonex でずっと「白いまま」だった地域がありました。 任意座標系の筆——CAD で測量した座標がそのまま入っているもので、緯度経度に変換できないため、これまで地図上に表示できなかった筆です。

このたび、その任意座標筆も地図上で 見る・選ぶ・出力する ができるようになりました。

数字で見ると、登記所備付地図の半分以上

全国の筆データを座標種別で分類すると、こうなります。

種別 件数 割合
公共座標(緯度経度に変換可能) 約 1.08 億筆 45.5%
任意座標(CAD ローカル座標) 約 1.30 億筆 54.5%
合計 約 2.38 億筆 100%

つまり、Geonex はこれまで半分しか見せられていなかったことになります。 山林・農地・古い区画など、業務上はむしろ重要な筆ほど任意座標で管理されているケースが多く、 「公共座標化されていないから諦める」というのが実情でした。

どう動く?

地図のズーム 14 以上にすると、任意座標筆を含む XML の代表点に アイコン が表示されます。

クリックすると、その XML の任意座標筆が地図全体に表示される 任意座標ビュー に切り替わります。 通常の地図は一時的に非表示になり、その XML 内の筆だけが画面に並びます。

任意座標ビューでは、通常マップと同じ操作が一通り可能です。

  • 筆クリック → 区画情報パネルに地番・所在・縮尺・地図番号・ソース XML を表示
  • 円・多角形選択 → 範囲内の任意座標筆を一括選択
  • 隣地抽出 → 選択中の筆と頂点を共有する隣接筆を自動追加
  • SIMA / DXF 出力 → 通常筆と完全に同じフォーマットで CAD に取り込み可能

戻るボタンで通常マップに復帰、元の選択や表示位置もそのまま保持されます。

任意座標の出力について

任意座標筆を出力する際、SIMA / DXF に書き出される座標は 元の XML に記載された raw_xy(CAD ローカル座標)です。 地図上の表示位置は実際の緯度経度とは無関係な「疑似投影」ですが、出力ファイルには 測量現場で記録された生の数値がそのまま入るので、CAD に取り込めば現場で組み立てた図面と一致します。

何が変わるのか

これまで「地番がわかっているのに測量データが取り出せなかった」筆が、 地図上で選んでワンクリックで CAD に渡せるようになりました。

特に以下の業務で効果を感じやすいはずです。

  • 山林・農地の境界確認 — 任意座標で記録されている筆が多い
  • 古い区画の調査 — 公共座標化が進んでいないエリア
  • 登記情報と実測の突合 — 全筆データから測量現場の座標を即取得

注意事項

  • 任意座標の地図上の位置は 疑似投影による近似表示 です。実位置とは異なります(同じ XML 内の筆の相対関係は正確)
  • 緯度経度を持たないため、ベースマップ(航空写真・地形図)は任意座標ビュー中は非表示になります
  • 精度区分・測地系判別は元 XML に記載がない場合があり、その時は「-」表示になります

出典:「登記所備付地図データ」(法務省, G空間情報センター 提供)を Geonex が加工して使用。 業務利用の際は公式データとの照合をお願いします。

まとめ

任意座標ビューの公開により、Geonex は 登記所備付地図 公開データの全 2.38 億筆を網羅 しました。 土地家屋調査士・測量会社・林業・土木設計の皆さまの実務で、見えなかった筆まで操作できるようになります。

不具合報告・要望は画面右下のお問い合わせボタンからお気軽にお寄せください。 引き続き Geonex をよろしくお願いします。